調査を実施した米マーケティングプラットフォームSOCIのマーケットインサイトディレクター、ダミアン・ロリソンは「グーグルは若いユーザーの使用を維持するのに激しい競争にさらされている」と話す。
Z世代が検索に最も活用するのはインスタグラムだ。 67%が検索にインスタを使うと答えている。2位はTikTokで、18〜24歳の62%がTikTokで検索する。続いて3位はグーグルで61%が使用すると答えた(ほとんどの人が検索に複数のアプリやプラットフォームを使っているため、この数字は合計で100%にはならない)。
調査にはもっと若い世代は含まれていないが、もし含まれていれば、TikTokとインスタがさらに優勢という結果になっていただろう。グーグルは2022年に、若者の40%が昼食をとる(購入する)場所を探すのにグーグルやGoogleマップではなくTikTokやインスタを使っていると明らかにしており、この傾向は続いている。
検索で使用するものとしてSnapchat(スナップチャット)を挙げる回答者もいた。 Z世代の45%がローカル情報の検索にSnapchatを使っている。そして「大人」のソーシャルネットワークであるフェイスブックも挙げられている。
SOCIは「すべての人口統計グループにおいて、ソーシャルメディアプラットフォームは検索ツールとしてランキングの上位に入っている」と指摘。「グーグル検索とGoogleマップは依然として優勢だが、フェイスブックは3位に食い込んでいる」と分析する。
グーグルにとって朗報なのは「ググる」という言葉を生み出した高年齢層の間でグーグルが依然としてトップであることだ。55~64歳の79%、35~44歳の76%、45~54歳の74%が検索でグーグルを利用している。Googleマップそのものを検索エンジンとして使っている人も多い。