『スカル アンド ボーンズ』は『スーサイド・スクワッド』以上の失敗作に?

安井克至
『スカル アンド ボーンズ』が失敗した最大の要因は、プレイヤーが人間の海賊ではなく船を操作するライブサービスゲームだったことにある。これは多くの人が望んでいなかった仕様であり、ゲームのインスピレーションとなったのが『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』であったことを考えると、不可解なシステムだ。

かれこれ6年前に発売された『Sea of Thieves』は、グラフィックを除けば、『スカル アンド ボーンズ』よりもあらゆる面で優れているように思える。同作は発売前から成功するとは思えなかったし、発売後には、そうした疑念が正しいかったことが証明された。批評サイト「メタクリティック」によると、批評家による総合スコアは60で『スーサイド・スクワッド』とまったく同じだったが、ユーザーによる評価は『スーサイド・スクワッド』の方がはるかに高かった。

とは言っても、『スーサイド・スクワッド』が好調なわけではない。今月末にはリリースが延期されていた「ジョーカー」のシーズン開始が控えているが、これまでのパフォーマンスは極めて振るわない。ただし、『スカル アンド ボーンズ』よりはずっとましなようだ。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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