全張りで話せる貴重な友。いつか本気で楽しめる事業をふたりで一緒に起こしてみたいですね。
中村真広:co-baで深夜まで働いていたある日、創業準備中の龍ちゃん(生駒龍史)に日本酒をふるまってもらったのが親交のきっかけです。co-baに集まった人たちを交ぜる潤滑剤としても、お酒はピッタリでした。ツクルバは不動産出身の村上浩輝と建築出身の自分とで創業。中古・リノベ住宅の流通プラットフォーム「カウカモ」を擁して上場しましたが、事業も組織も未成熟で葛藤もあるなかで、龍ちゃんや仲間がすごく喜んでくれたことに救われました。仕事だけでなく、「奥さんとの関係構築はビジネスより難しいね」「子どもは何を考えてるんだろう」などと、悩みや関心も共通。家族旅行の“アフター”も含めて“全張り”で話せる貴重な相手です。
ツクルバの経営から退いた今、資本主義のど真ん中から、そのルールと180度逆のところを開拓したくて、“感謝”を単位に経済が循環する集落「虫村(バグソン)」の社会実験を相模原市の藤野地区で実践中です。家賃や利用料を決めないインフラフリーなど産業社会のバグをあえてつくり、企業合宿やお試し移住、シングル家庭の生活再建などの拠点にしたい。龍ちゃんとは近い将来、仕事だけど本気で楽しむ「企画バンド」みたいな新規ビジネスを一緒にやりたいですね。
「エグゼクティブ異種交遊録」は、能動的に出会いを求めるアクティブな経営者たちを繋ぐ「場」と「機会」を提供するコミュニティ、Forbes JAPAN SALONの会員をつなぐ連載です。