音楽

2024.03.11

ビリー・アイリッシュと兄が「最年少で2度のアカデミー賞」を受賞

第96回アカデミー賞授賞式に出席したビリー・アイリッシュと兄のフィニアス・オコネル(Jeff Kravitz/FilmMagic/Getty Images)

ビリー・アイリッシュと兄のフィニアス・オコネルは、最年少で2度目のアカデミー賞を受賞した2人となった。

現在22歳のアイリッシュと26歳のオコネルは3月10日、ロサンゼルスで開催された第96回アカデミー賞において、映画『バービー』の挿入歌の『What Was I Made For?』でアカデミー歌曲賞(Academy Award for Best Original Song)を受賞した。この2人は、2年前にも映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌で同じ賞を受賞していた。

『What Was I Made For?』は、同じく映画『バービー』からノミネートされていたライアン・ゴズリングの『I'm Just Ken』を抑えて歌曲賞を受賞した。アイリッシュとオコネルは、他のノミネートされたアーティストたちと同様に、授賞式でこの曲を披露した。

今回のアイリッシュとオコネルの受賞の以前に、30歳までにアカデミー賞を2回受賞した俳優やアーティストは3人だけだった。ドイツの女優のルイーゼ・ライナーは『巨星ジーグフェルド』(1937)と『大地』(1938)で2年連続でアカデミー主演女優賞を受賞し、28歳で2度目の受賞を果たしていた。ジョディ・フォスターは『告発の行方』(1989)と『羊たちの沈黙』(1992年)でアカデミー主演女優賞を受賞し、29歳で2度目の受賞を果たしていた。また、ヒラリー・スワンクは『ボーイズ・ドント・クライ』(2000)と『ミリオンダラー・ベイビー』(2005)でアカデミー主演女優賞を受賞し、30歳で2度目の受賞を果たしていた。

『What Was I Made For?』は2月のグラミー賞でも大きな注目を集め、アイリッシュとオコネルは年間最優秀楽曲賞と最優秀映像作品楽曲賞を受賞していた。同曲は商業的にも成功し、Spotifyでのストリーミング再生数は7億回を超えた。

2022年にアイリッシュが初めてアカデミー賞を受賞したときに、彼女は21世紀に生まれた人物として初めてこの賞を受賞していた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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