食&酒

2024.03.18

昆虫食「絶対無理」が45%

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飼育が簡単で環境負荷も低く理想のタンパク源として注目されている昆虫食だが、その代表格のコオロギに甲殻類アレルギーを発症する恐れが指摘されるなど、なかなか思うように普及しない。だが、もっとも大きな障害は「虫」に対するイメージだ。

QRコードやバーコードのリーダーアプリ「アイコニット」がアプリ内のアンケートコーナーで1万107人を対象に実施した昆虫食に関する意識調査によると、やはり肉体的なアレルギーよりもむしろ、気持ち的な虫アレルギーが強い。

昆虫食を受け入れられるかとの質問には、45パーセントの人が「なにがなんでも絶対に無理」と答えた。食べる以前に、虫に触れるかどうかを尋ねると、「虫によっては触れる」が41パーセント、「触ることはもちろん見ることすら嫌」が31パーセントだった。

昆虫食に対する感覚は、「見た目が気になる」が42パーセント、「生理的に受け入れられない」が33パーセントと、とにかく虫は不人気だ。
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しかし、昆虫食を受け入れられるかとの質問では、「原料に少し使われているくらいであれば気にならない」という人が29パーセントあり、そのほか「形がわからなければ受け入れられる」という人もいた。虫の形のままで出されたら「ギャー」と叫んで逃げるであろう人が約半数。でも、形がわからなければ3割の人はオーケーということだから、そのあたりに昆虫食の普及の鍵がありそうだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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