マイクロソフトは、今回の攻撃に関する調査は継続中で、調査の進展にともない新たな事実が今後も判明し「さらなる不正アクセスが発生する可能性がある」とSECへの書類に記している。
同社がさらなる不正アクセスの可能性について警告していることから、マイヤーズは同社の攻撃を封じ込める能力について懸念を示した。マイヤーズは、ソーラーウィンズの攻撃でもマイクロソフトが侵入されたことに言及し、中国のハッカーがマイクロソフトを通じて米国務省職員の電子メールにアクセスした点も指摘した。
このような過去の侵害から、マイクロソフトは「国家安全保障上の脅威」であるとの見方をマイヤーズは示し、同社が世界各国の政府と多くの契約を結んでいること(その多くの国は今年、指導者を選ぶ選挙が予定されている)、そして同社独自の高度な人工知能(AI)モデルを有していることにも触れた。「コージー・ベアのようなロシアの脅威アクターが、人類が知る限り最も高度な人工知能モデルを使って何ができるかを考えてほしい」とマイヤーズはフォーブスに語った。フォーブスはマイクロソフトにコメントを求めている。
(forbes.com 原文)