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2024.03.08 11:30

Xがまもなく「いいね」などの指標を非表示に、マスクが宣言

イーロン・マスク(Shutterstock.com)

イーロン・マスク(Shutterstock.com)

イーロン・マスクは3月6日、X(旧ツイッター)はまもなく、リポストやいいね、返信の件数をタイムラインで非表示にし、見た目をすっきりさせることになると発言した。

彼は6日のモルガン・スタンレーのイベントで、Xがこの仕様変更を検討していると述べ、これらの指標の表示がコンテンツの見え方を乱雑なものにしていると付け加えた。マスクはその後、Xのプラットフォーム上で、ユーザーからの問いかけに反応し「この件は確かに起こっている」と投稿した。

マスクは、新たなタイムラインには彼がXに追加した指標である「表示回数」が、他の指標の代わりに表示されると投稿した。彼はまた、非表示になった指標(リポストやいいね、返信の数)は、その投稿をクリックした際に表示されるようになることを示唆している。

マスクがこれらの指標の削除について語ったのは、今回が初めてではない。彼は昨年10月のサブスクライバー限定の投稿で「メインのタイムラインから、不必要なインタラクション回数のあるアクションボタンをすべて削除する。投稿をタップしない限り、表示回数だけが表示される」と述べていた。

「これにより、読みやすさが大幅に向上する」と彼は述べていた。

タイムライン上のいいねとリポストの数は一般的に、バズった投稿のエンゲージメントを示す指標として機能している。しかし、この指標は、不人気な投稿を「ratioed(レシオ化された)」と呼んで嘲笑するためにも用いられている。Xのヘビーユーザーの間では、「ratio(レシオ)」というスラングが使用されているが、これは、不人気な投稿や物議を醸す投稿に対する「返信」の数が、いいねやリポストの数を大幅に上回った状態を指す言葉だ。なぜなら、不快な内容の投稿に対しては、いいねをつけたりリポストで拡散させるユーザーよりも、返信でクレームをつけるユーザーが多いからだ。

マスク自身も、Xのプラットフォーム上で「レシオ化」される場合が多い。今回の仕様変更は、このようなレシオ化を消滅させることにつながる。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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