寿司のコースは、それぞれハワイ語で「ピリナ」220ドル、「キノヒ」280ドル、「ホク」350ドルの3種類。それぞれ、焼き物やお椀、お造り8種盛りの「八寸」など手の込んだメニュー構成で、見た目にも楽しませてくれる。店のロゴが入った山桜製の箸は食事後に特製ケースに入れて持ち帰れるというのも面白い趣向だ。
このコースに、寿司には珍しいアルコールのペアリングを追加することができる(50、80、120ドルの3種類)。シャンパンや日本酒、ワインなど料理に合ったお酒を組み合わせてくれ、最後に「もう1杯お好きなものをお代わり」という嬉しいサービスもある。
「私にとっての最高を突き詰めたので、料金設定は高いと感じられるかもしれません(苦笑)。ただ、メニューはおまかせコースだけでなくアラカルトもご用意しており、今後ランチやテイクアウトも対応する予定です。
與平寿司は単なる日本の江戸前寿司ではありません。ハワイで挑戦して、ハワイに育てられた寿司店です。カハラの新店も、ハワイ地元の皆さまの誇りとなれるよう、お客様お1人お1人に感謝の気持ちを込め、いま私たちができる”最高”を提供していきます」(松田氏)
広島とハワイ。ともに原爆と移民という試練を乗り越えて、今日をつくった2つの都市が、寿司という日本の文化でつながった。こんな素晴らしいストーリーも詰まった江戸前寿司、ハワイで一度味わってみてはいかがだろうか。