経営・戦略

2024.03.14 10:45

8割の人がリモートワークでサボった経験があり

GettyImages

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コロナ禍で浸透したリモートワーク。コロナ禍が明けてオフィスワークが復活したり、ハイブリッドワークになったりと企業によって対応はまちまちだが、リモートワークを続けたいと思っている人は多いことだろう。

そんなリモートワーク経験者に、ぶっちゃけサボったことがあるのかを聞いた「リモートワーク実態調査」が業務管理システムを提供するSMBが行っている。

それによると、リモートワーク中にサボった経験のある人は、「何回かある」「一回だけある」を合わせて79.3%に上った。上司もいないし周囲からの目もない状況で、いかに集中力を高められるかがポイントだが、休憩以外にも息抜きしたくなりやすい人は多いようだ。

どのようなことをしてサボったのか問うたところ、「スマホをいじる」が77.3%と圧倒的で、続いて「テレビをみる」が41.0%、「ネットサーフィン」が40.8%と続いている。また、サボった時間はとの問いには、「30分以上1時間未満」が28.5%で最も多く、2時間未満が87.4%を占めた。なかには「4時間以上」が5.4%もおり、それってもう半休だよねという状態だ。

サボる人が多いリモートワーク。リモートワークはサボりやすいのかの問いには、「とてもそう思う」「ややそう思う」を合わせて85.4%に上り、オフィスワークよりはダレてしまいがちと感じている人は多い。また、その要因について問うたところ、「上司の目がない」が65.2%でトップ、続いて「仕事とプライベートのメリハリがつかない」が50.9%、「進捗状況を逐一報告しなくていい」が32.0%となっている。

リモートワークのモチベーションを維持するために意識していることとの問いには、「その日にすべきことの優先順位をつける」「仕事のしやすい環境にした」「仕事とプライベートの境が曖昧になるので、勤務時間帯以外も仕事をして成果を上げれはいい」など、ちょこちょこサボってもしっかり成果が上げられればいいでしょと考えている人は多いようだ。

リモートワークは無駄な通勤時間もなく、自分の好きな場所で仕事ができメリットが多い反面、誘惑も多く集中力やモチベーションを保てるかが鍵となる。企業側としては「リモートワークは使えない」と決めつけるのではなく、コミュニケーションが取れたり進捗を管理できるようなツールを活用し、オフィスワークとあまり変わらない作業環境を作ることが、企業にとっても従業員にとってもWin Winの関係になるのではと思う。

出典:SMB「リモートワーク実態調査」より

文=飯島範久

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