健康

2024.03.12

「職場で昼寝」経験者は7割、むしろ眠くなるのが半数も

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それほど夜更かししていないにもかかわらず、昼間眠くなる。特に昼食後はなおさらだ。仕事をしていてもうとうとしてしまい、仕事のパフォーマンスにも影響が出ることも。これから春を迎えるにあたり、そんな状態になる人は多くいることだろう。

オフィス家具などを製造販売するプラスが「職場の居心地WEB調査」で職場での昼寝についてアンケートをし、その結果が公表されている。

それによると、職場で昼寝をしたことのある人は、「一度もない」という人を除くと約7割の人がしていることがわかった。「毎日」というひとも11.6%おり、週に1回は寝るという人は35.4%にも上る。

昼寝をしたことがあるという人に、どのくらいの時間寝るのか問うたところ、「5~15分程度」が54.4%と半数を超え、続いて「15~30分程度」の33.3%となっている。もちろん休憩時間で昼寝をしていると思われるが、それほど長い時間寝られるというわけではないようだ。

昼寝から起床時に感じる課題としては、「かえって眠くなる」や「寝起きに体が痛くなる」が多く、自席で机に突っ伏して寝るような、ちょっと無理な態勢で寝るケースが多く、短時間で浅い眠りなのではと思われる。

とはいえ、昼寝することで、作業効率の向上など良い効果が得られると思うかという問いには、「そう思う」「どちらかとういうとそう思う」を合わせて84.0%の人が思っており、職場での昼寝は有効なものであるようだ。

筆者も職場で働いていた時、眠くなったら仮眠するということをよくやっていた。眠いまま続けてもミスしたりなかなか作業が進まないケースがあり、それなら10分20分でも仮眠を取ったほうがだんぜん効率よく進められたからだ。

最近は、オフィス環境の変化もあり、フリーアドレスでおしゃれな椅子や机で作業でき、企業によっては仮眠室も用意されているなど、充実した働く環境が提供されつつある。やりたい仕事に就くことはもちろんだが、こうした働きやすいオフィス環境も考慮することが、就職先を選ぶポイントとなりそうだ。

出典:プラス「職場の居心地WEB調査」より

文=飯島範久

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