エヌビディア製の半導体は、人工知能(AI)やビジネス用途のために買い占められているため、RTX 3090やRTX 4090といったハイエンドPCゲーマー向け製品にはより質の低い半導体が使われてきたとみられている。米政府による対中国のGPU輸出規制がわずかに影響するかもしれないが、それでもエヌビディアがハイエンドGPU市場で優位性を保ち、ほぼ自由な価格設定をできる可能性は高い。
とはいえ、他の価格帯のGPUも同じく高額になるとは限らない。これほどの価格のハイエンドカードを選ぶゲーマーはごく少数であるため、AMDがミドルレンジ以下の製品に注力すれば、平均的なPCゲーマーにとっては良い影響が生まれるかもしれない。RTX 5000シリーズの発売はまだ先だが、2024年はそのうわさや、AMDの競合GPUや次世代CPU「Zen 5 Ryzen 9000」シリーズ、インテルの第15世代CPUのうわさで賑わいそうだ。
(forbes.com 原文)