2024.03.03

「一人旅」に最適な世界の都市ランキング、1位は東京

夕刻の東京(Getty Images)

一人旅は決して珍しいことではない。実際、米ビザが行った調査によると、旅行をする人の24%が友人や家族と一緒ではなく、1人で旅をすると推定されるのだ。一人旅は自分自身を知り、問題を解決し、もちろん誰にも気を遣わず、妥協することなく世界を見るためのすばらしい方法だ。

単身での海外旅行や海外生活には数多くの利点がある一方、可能な限り最高の体験をするために、普段の生活とはまったく異なる優先事項や安全上の注意点を意識する必要がある。その中でも特に単身者にふさわしい都市を紹介しよう。

北マケドニアのオンラインカジノ・グループはこのほど、単身者に対する各都市の魅力を掘り下げ、一人旅に適した世界の都市を割り出した。同社は世界各都市の家賃や物価、平均所得、安全性などをもとに得点を算出し、単身者に最適な都市をランキング形式で発表した。この調査では、各都市の地元住民に占める単身者の割合が考慮されていることも注目に値する。

単身者に最適な世界の都市ランキングで1位となったのは、総合169点の東京だった。東京は安全性、平均所得、家賃、物価を含む各指標で上位を占め、一人旅の旅行者にとって魅力的な目的地に選ばれた。米誌コンデナストトラベラーの読者が選ぶ旅行先でも、日本は昨年、訪れるべき「世界最高の国」に選ばれている。

単身者に最適な都市の2位は、総合165点を獲得したカタールの首都ドーハだった。平均所得と安全性の評価では、ドーハは東京をわずかに上回った。他方で、家賃や単身者の割合が東京を大きく下回る結果となった。

3位は中国の首都北京で、総合159点だった。北京は上位10都市の中で、家賃と物価が最も安かった。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ、大阪、ルーマニアの首都ブカレストはいずれも156点で、4位に並んだ。アブダビは上位10都市の中で最も安全性が高く、大阪は1人当たり月わずか446ドル(約6万7000円)と、最も家賃の安い都市だった。ブカレストは欧州の国としては物価が比較的安いことが評価された。

同率5位に並んだのは、スペインの首都マドリード、ポーランドの首都ワルシャワ、ドイツ南部のミュンヘンだった。これらの都市では平均所得が高い割に、家賃や物価が安いことが判明した。フィンランドの首都ヘルシンキは単身者の割合が高いことが評価され6位、UAEのドバイは安全な環境に加え、家賃や物価が高いにもかかわらず、平均所得が高く非課税であることが評価され、7位に選ばれた。8位はルクセンブルクとチェコの首都プラハ、9位は韓国の首都ソウル、10位はハンガリーの首都ブダペストだった。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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