サイクルシンキング
生理周期と(行動を)同期させる「サイクルシンキング」によって、女性たちは自分の体の声に「真に耳を傾けることができるようになる」という。米国の公認資格を有するパーソナルトレーナー、ナタリー・ローズは「生理痛、元気が出ない、生理中のお腹の張りといった、警戒すべきサインを見逃すこともなくなる」と説明している。「月経周期、ホルモンのバランスのとり方や月経前症候群(PMS)の症状を緩和する方法、気分よく過ごすこと、ストレスレベルを引き下げる方法などに関する推察力とさらなる知識を身に付けることで、これらにより良く備えることができるようになります」
「AI活用型」の精密栄養学
パーソナライズされた食事・栄養摂取に関するアドバイスを提供する米AHARAの最高医療責任者、内科医で栄養学の専門家でもあるメリーナ・ジャンポリスは「最高の健康状態と病気予防のために摂取すべきものを個別に判断することに役立つ精密栄養学は、同時にその他の生物学的マーカーやデータもモニターできるものだ」と説明する。持続グルコースモニタリングや血液バイオマーカー、さらにはウェアラブルを通じて収集した「膨大な量のデータの分析は、AIがあってこそ実行できたものであり、どのような栄養の取り方をすべきか個別に情報を提供するためのアルゴリズムの作成は、それによって可能になった」と述べている。
そして、その「精密さ」に対する医療・栄養学の専門家たちの理解が深まるにつれて、消費者の関心と信頼感も高まっていくだろうと予想している。
ラッキング
重りを背負って行う「高強度」の運動であり、誰にでも適しているわけではないとされてきたラッキング。だが、どのような体格の人でも使用できるように設計されたバックパックを提供する新たなフィットネス・ブランドが登場するなど、より多くの人に挑戦しやすいエクササイズになるとみられている。(forbes.com 原文)