サレルノ・コスタダマルフィ空港では、最終的に年間600万人の旅客に対応できるよう改修工事が進められている。すでに滑走路が延長され、現在は新ターミナルの建設中で、完工は2027年の予定。さらに2043年まで拡張を続ける計画もある。
同空港はアマルフィの南東約45kmに位置する。約21km先にはサレルノ県の県都サレルノがある。最も近い空港はナポリ・カポディキーノ国際空港で、約60km北にある。
アマルフィ海岸へ就航予定の航空会社
英航空格付け会社スカイトラックスから昨年、欧州の最優秀格安航空会社(LCC)に選ばれたスペインのボロテア航空は、7月11日よりサレルノ・コスタダマルフィ空港から以下の4路線を就航する。・イタリア・カリアリ(7月就航)
・フランス・ナント(7月就航)
・イタリア・ベローナ(9月就航)
・イタリア・カターニア(9月就航)
アマルフィ海岸への旅
アマルフィ海岸を訪れるなら、気候が穏やかで混雑の少ない5月または9月が最適だ。滞在期間は5日程度が良いだろう。サレルノ・コスタダマルフィ空港が商用便にも開かれることで、旅行者にとっては美しいアマルフィ海岸の観光がしやすくなり、地元の企業や観光業界にとっても歓迎すべき知らせだ。だがその一方で、商用便の就航がもたらす影響や、同国の人気観光地ベネチアなどで問題となっているオーバーツーリズム(観光公害)の可能性を懸念する地元住民もいる。
(forbes.com 原文)