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2024.02.27 18:00

サムスンがスマートリング「Galaxy Ring」発表、次はアップルの番だ

安井克至
スマートリングが本領を発揮するのは睡眠トラッキングだ。センサーをベッドの下に仕込んだり、一晩中、身体を監視するデバイスにセンサーを加えたり、ガラスと金属の重いデバイスを手首に装着することもできるが、スマートリングほど邪魔にならず安全なものはほかにない。

私は夜Apple Watchを着けて寝たことは一度もない。機種はUltraなので、充電は2~3日に1回でよいが、寝ている間に誤って硬くて比較的鋭いデバイスを妻にぶつけるのは怖い(もちろん自分自身にぶつけるのも)。さらに、就寝中に装着すると、1日おきに充電しなくてはならない。

スマートリングは、はるかに優秀な睡眠トラッキングのソリューションだ。プラットフォームとして間違いなく優れている。安全、簡単、長持ちかつ目的に最適だ。

「当社のビジョンは、デバイスとサービスと人をつなぐことで、家庭を中心とした『コネクテッドな健康管理』を通じて何十億人もの人たちの健康を改善することです」とまるでアップルのように自信をもってパクは語っている。

しかし、スマートリングが「コネクテッドな健康管理」の重要な部分であり、睡眠とフィットネスのトラッキングにおける軽量なソリューションであることに関して彼は正しい。

Galaxy Ringが発売されたら、充電はどれだけ持つのか、どんなセンサーがついているのかなど、知りたいことはたくさんある。しかしアップルはこの事前発表を、自社のソリューションの開発が忙しくなる前兆だと認識すべきだ。

もしくは現在Apple Watchが直面している特許問題を踏まえると、それはOuraといったスマートリング企業を買収するのかもしれない。

forbes.com 原文

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