『パルワールド』プレイヤー数、1カ月で84%減るも高水準を維持

ポケットペアの新作ゲーム『Palworld / パルワールド』(c)Pocketpair

筆者は先日、新作ゲーム『Palworld / パルワールド』の同時接続プレイヤー数が2週間で3分の1に減ったという事実を伝える記事を執筆したことで、多くの非難を浴びた。しかし、この記事の主なポイントは、同作の人気が持続するのか、あるいは一過性のものなのかを見極めることだった。

それから2週間たった今、同作の状況がどうなっているかを見てみよう。PCゲームプラットフォームSteam(スチーム)での『パルワールド』の最大同時接続プレイヤー数は約35万人で、1カ月前のピーク時に記録した210万人から84%減少している。これは、悪くない数字だ。むしろ、この水準を維持していることは、同作がある程度息の長いタイトルであることを示している。

そもそも、210万人という同時接続プレイヤー数がいかに常識破りだったかを忘れてはいけない。これはSteamで歴代2位に入る記録的数字であり、『Dota 2』や『Counter-Strike 2』『Apex Legends』『Lost Ark』などを大きく引き離している。このピーク時からプレイヤー数が減少するのは当然のことだ。『パルワールド』はサバイバルゲームであり、終わらせるべきストーリーがなく、長期的なゴールがあることは確かだが、この数字を維持することは当初から不可能だった。

しかし、Steamの他のゲームと比較すると、『パルワールド』は今も非常に好調だ。先ほど挙げたSteamの「コア」タイトルを除けば、35万人という1日のピーク接続数は、他のタイトルのほとんどを上回っている。人気ゲームランキングでは『Last Epoch』や『HELLDIVERS 2』など人気の新作タイトルと順位交代を繰り返しており、最下位に沈むことなくトップ5圏内を行き来している。
次ページ > 経験も浅く小さな開発チームはたった1カ月で単純計算で約680億円も売り上げた

翻訳・編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事