食&酒

2024.02.22 17:15

輸入ノンアルビール3種を飲み比べ すべて脱アルコール製法:ミニレビュー

写真 = 加藤肇

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このところ、ノンアルコール飲料の市場は活況を呈していて、様々な製品が登場している。
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私が注目しているのは、通常のビールを醸造したあとにアルコール分だけを取り除く「脱アルコール製法」でつくられたノンアルコールビール。ビール本来の味わいを楽しめるため、ノンアルコールビールに否定的な人も認識が変わるのではないかと思う。

そこで今回は、脱アルコール製法の輸入ノンアルコールビール3製品を飲み比べしてみた。職場の送別会や歓迎会、卒業式や入学式、花見などのシーズンを前に、新しいお酒との付き合い方を考える際の参考にしてみてほしい。
写真 = 加藤肇

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まずは「Budweiser ZERO」。米国ビールの代名詞的存在のノンアル版だ。

かなりスッキリとした飲み口で、喉ごしにキレがある。ビールの苦味はそれほど強くなく、食事とのマッチングでもほとんどのメニューに合いそうだ。暑い時期にガブガブ飲むと最高だろう。個人的には、BBQなどで友人とワイワイ盛り上がりながら飲んだり、スポーツで汗を流したあとに楽しみたいと感じた。
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ただ、酸味が強めに感じられる味わいは、好みが分かれそう。原材料にいくつかの添加物が含まれているのも、少し気になるところだ。

●製品名:Budweiser ZERO(バドワイザー ゼロ)

●原材料:麦芽、米、ホップ/炭酸、酸化防止剤(V.C)、pH調整剤、プロピレングリコール、ステビア末、香料

●容量:350ml
写真 = 加藤肇

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続いては「Heineken 0.0」。オランダの世界的ブランド「ハイネケン」のノンアルコールビールだ。

麦芽の旨味とホップの苦味がしっかりと感じられ、本格的なビールの味わい。ホップの香りはあまりしないが、飲みごたえは十分あり、喉ごしも良い。和洋中エスニックなど、いろいろな料理に合うだろう。個人的には、スポーツ観戦や夜中の映画鑑賞のお供にしたいと感じた。

Budweiser ZEROと同様に酸味があるが、ホップの苦味もあるせいか、そこまで気にならない。ただ、添加物はやはり少し気になる。

●製品名:Heineken 0.0(ハイネケン ゼロゼロ)

●原材料:麦芽、ホップ抽出物/炭酸、香料、pH調整剤

●容量:330ml
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

最後は「Hoegaarden 0,0」。ベルギーのホワイトビール「ヒューガルデン ホワイト」のノンアル版だ。

ヒューガルデン ホワイトは日本でも女性を中心に人気があるビールだが、再現度に驚かされた。コリアンダーシードとオレンジピールの組み合わせによる爽やかでフルーティーな味わいと香りは、やはり魅力的。休日のランチや就寝前のリラックスタイムなどに向いていると思う。

ただ、フルーツのような甘味と酸味、香りは、万人向きではないのも確か。食事との相性も含め、飲むシチュエーションは考慮したほうがいいだろう。

●製品名:Hoegaarden 0,0(ヒューガルデン ゼロ)

●原材料:大麦麦芽、小麦、液糖、コリアンダーシード、オレンジピール、ホップ、酵母/炭酸、pH調整剤、香料、増粘剤(ペクチン:りんご由来)

●容量:330ml
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文 = 加藤肇

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