働き方

2024.03.01 09:30

出世する人が必ず持っている「フォロワーシップ」の身につけ方

度を超えない線引きができている

あなたにはどうしても主張したい意見があるとする。それが上司とはどうしても意見があわない。いくら議論しても平行線を辿っているし、結論も見えない。これほど不健康な状態はない。

フォロワーシップのある人は、きちんと自分の意見を主張することもできるし、アイデアも持ってくることができる。上司と違う見解を示すこともできる。その上で、どこまで自分の意見を通すのか、どこで引くべきなのかを認識している。上司のスタンス、議論の性質などもふまえて、感情論で突き進むことをしないし、自分の意見が通らないことにくよくよしない。

上司にとって、言う通りに動く人は仕事をしやすいかもしれないが、重要なことを頼る存在にはできない。本当に頼ることができるのは、自分の意見を持ち、議論パートナーになりつつも、最後は決定したことに向かってサポートしてくれる存在に違いない。

自分にできることはないか考える

上司は頼る存在、承認をあおぐ存在かもしれないが、もしあなたが上司のやりたいことをサポートし、あなたにしかできない部分を積極的に助けることができたら、上司の目線は変わるだろう。そのために、上司の得意なこと、苦手なことを把握しよう。そして、あなただからこそ持っている視点を提供しよう。

上司が抽象的なことをいう人であれば、あなたがそれを具体化する。逆もしかりで、具体的な議論が好きな上司には、俯瞰的な視点を提案してみる。そうすれば、あなたは上司の真のパートナーになることができる。そのために、こんな一言から始めてみよう。

「私にできることはありませんか?」

最高のフォロワーは成長速度が速く、のちに最高のリーダーになる。最高のリーダーは最高のフォロワーがいる。このサイクルが回り始めると最強のチームになる日は近い。

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