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2024.02.21

水道水そのまま飲む? 地域によって大きな開きが

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世界的に見て、日本は水道水が飲める数少ない国の1つだが、そんな日本でも水道水に対する意識の違いが、地域によって見られることが、パナソニックの「水道水に関する全国調査」調査によってわかった。

まず、水道水をそのまま飲むという人が多いのは青森県で52.0%、2位が山形県で50.0%、3位が新潟県と長野県で48.6%だった。逆にワーストは沖縄県と滋賀県で12.0%、続いて長崎県と佐賀県で13.0%、神奈川県で14.0%となっている。

水道水をそのまま飲むことに対して抵抗を感じるかとの問いには、「とても感じる」「まあまあ感じる」合わせて48.5%とほぼ半々だが、地域別に見てみると、沖縄件や福岡県は抵抗感があるが7割弱もいるが、東北地方の人は「あまり感じない」「まったく感じない」の割合のほうが高く抵抗感が薄いという結果になった。

現在住んでいる地域の水道水は美味しいと感じるかとの問いには、「とても感じる」「まあまあ感じる」が50.7%とやはり半々。ただ、順位は変わり1位は鳥取県の78.0%、2位が富山県で77.0%、3位が新潟県と山梨県で74.0%となった。ワーストは沖縄県で美味しいと感じないが75.0%、続いて千葉県で71.0%、大阪府が62.0%となっている。


ただ、水道水はきれいだと感じるかとの問いには、「とても感じる」「まあまあ感じる」をあわせて74.1%と美味しいと感じる人よりも多かった。上位ランキングは1位が山形県(93.0%)、2位が富山県(89.0%)、3位が石川県(88.0%)となっている。


では、浄水器を使っているかとの問いには、55.4%の人が使っていないと回答。このあたりは、水道水をそのまま飲めないという割合に近い結果となっている。

水道水に対するイメージは、蔵王山や立山連峰、富士山麓などといった水源の違いというだけでなく、戸建てとアパートやマンションなどでも違いがあるのではと筆者は思う。アパートやマンションは、どうしてもタンクに一度貯めるため、なんとなく筆者はそのまま飲みたくはない。水の豊かな日本、みなさんはこの結果からどう感じただろうか。

出典:パナソニック「水道水に関する全国調査」より

文=飯島範久

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