働き方

2024.02.16 10:30

もう限界、キャリアに悪影響を与えず職場で自分を守る「境界線」の引き方

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もう1つ優先すべきこととして、あなた自身のウェルビーイングがあるかもしれない。仕事に関連するストレスで、不眠や頭痛に悩まされてはいないだろうか? 職場で境界線を設けなかったばかりに、深刻な健康問題が発生しているなら、すぐに何かを変えるべきタイミングだ。

ステップ3:境界線を設定する

大事にすべき価値観や優先事項を明確にしたら、今度こそ、自分の境界線を設定すべきタイミングだ。さまざまな場所に境界線があるだろうが、まずは、それぞれの境界線について、ハードなものにするか、ソフトなものにするかを決めよう。
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「ハードな境界線」とは、絶対に譲れない一線を指す。これに対して「ソフトな境界線」は柔軟にできている。つまり「絶対に守らなくてはいけない」ものと「守れれば気分がいい」ものの違いと言えるだろう。

例えば、帰宅後の時間を子どもといっしょに過ごす必要があるなら、午後6時以降は仕事のメールをチェックしたくないと思うだろう。しかし、仕事で緊急の案件が発生した場合には、この決まりをソフトな境界線として融通を利かせるかもしれない。

あるいは、母親から、医師の診察を受けに行くので毎週月曜日と水曜日にクルマで送迎してほしいと頼まれたとしよう。この場合は、該当の日にはスケジュールを調整したり、在宅勤務に切り替えたりするといった対応策が必要になる。母親の送迎が、あなたにとって何があっても果たすべき義務であれば、そこにハードな境界線ができるはずだ。

ステップ4:境界線を周囲の人に伝え、堅持する

職場における境界線は、明確に、きっぱりと、そして頻繁に伝えるべきだ。自分にとっての境界線がどこにあるかを伝えるだけでなく、なぜ必要なのかという理由についても説明しよう。
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翻訳=長谷 睦/ガリレオ

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