アート

2024.02.20 14:00

マイアミのアートシーンで活躍、女性画商が志す地域と芸術の共栄

「Gavlak Gallery」オーナーのサラ・ガヴラク(C)instagram @missgavlak

NWAWの開催中には、年間を通じてニューウェーブが行っているアーティスト向けの研修プログラムや、(アーティストを地元に招き、一定期間滞在して活動してもらう)アーティスト・イン・レジデンス・プログラムのための資金集めを目的としたイベントも開催。今回も初日には、The Ann Norton Sculpture Garden(アン・ノートン彫刻庭園)を会場としてパトロン・ディナーを行った。
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ニューウェーブがその主要パートナーである地元企業、Related Companies(リレーテッド・カンパーニズ)などの協力を得て運営する招へいプログラムでは、選出したアーティストに、使い道に拘束のない5000ドル(約75万円)を提供。ウェスト・パームビーチのダウンタウンにあるスタジオを最長8週間、貸し出している。

これまでに世界中から15人のアーティストを迎え入れてきたニューウェーブは2023年、ロサンゼルスを拠点とする韓国系米国人の写真家、エマニュエル・ハーンを招いた。

ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスで学び、近年になって写真の世界に足を踏み入れたハーンは、歴史と西洋・韓国の芸術、そして自らの記憶をもとに、文化的アイデンティティと移民の経験をテーマとする活動を行っている。
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ガヴラクはニューウェーブの今後について、最も楽しみにしているのは、前出の地元企業や施設に加え、アートスペースのThe Bunker(ザ・バンカー)やNorton Museum(ノートン美術館)といった素晴らしいパートナーたちとの関係を深めていくことだと語っている。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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