米国人の約46%がスウィフトの陰謀論を聞いたことがあり、18%は彼女が実際にバイデン大統領を勝たせるための秘密工作に関与していると信じているという。
さらに、この陰謀論を信じている人の71%が共和党の支持者もしくは共和党寄りであり、83%が秋の大統領選挙でトランプ前大統領を支持する可能性が高いという。スウィフトの陰謀論を信じる人の約73%はまた、2020年の選挙結果に不正があったと考えていることも判明した。
「テイラー・スウィフトの陰謀論は、トランプ支持者の間で一定の支持を得ている。今回の世論調査の前にこの話を聞いたことがなかった多くの人でさえ、この考えを信憑性のあるものとして受け入れている」と、モンマス大学世論調査研究所のパトリック・マレー所長は述べた。
モンマス大学によると、米国民の3分の2(約68%)は、スウィフトがファンに次期大統領選挙への投票を促していることを支持している。この傾向は、民主党支持者の間でより高く、民主党支持者の88%がスウィフトの投票率向上の努力を支持している。一方、同様の回答を行った共和党支持者の割合は42%だった。
スウィフトは最近、グラミー賞の受賞やスーパーボウルの会場を訪れたこと以外でも注目を集めている。彼女が国防総省による心理作戦に関与しているという陰謀論(国防総省はこの説を否定している)も、ここ数週間で広まっており、スウィフトが米国の有権者の多くに影響力を持つことについては、両党の大統領候補者が関心を寄せている。
彼女は2020年の選挙でバイデン大統領への支持を表明しており、バイデン陣営がスウィフトに興味を持っていることは間違いない。ニューヨーク・タイムズは、バイデン大統領の選挙スタッフが、大統領をスウィフトのツアーに参加させることさえ検討していると報じていた。
一方、トランプは、スウィフトを含むアーティストたちがストリーミングで報酬を得ることを容易にするための著作権法に署名したことを強調している。彼は、バイデン大統領が「テイラーのために何もしなかったし、これからもしないだろう」と、トゥルース・ソーシャルの投稿で述べていた。
(forbes.com 原文)