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2024.02.15 08:15

手首が疲れにくい縦型マウス、2年半使って効果を実感:ミニレビュー

写真 = 加藤肇

私にとって必須の仕事道具はパソコンだが、その相棒として2年半ほど使い続けているワイヤレスマウスがある。

それが、ロジクールの「MX Vertical アドバンスエルゴノミックマウス」だ。
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

使い始めたきっかけは、2年半前の手首の痛み。当時、仕事量が急増したことで手首が酷使気味になり、手首用サポーターで対策してみたものの痛みは引かず、何か良いマウスはないかと探し求めた結果、MX Verticalにたどり着いたのだ。

握手するように持つことで、手首や腕への負担を軽減

最大の特長は、その持ち方。MX Verticalには設置面に対して57度の傾斜角度が付いていて、写真の通り、まるで握手するように本体を握って操作するのだ。
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

この握手のような自然な持ち方によって手首や腕への圧力が減り、通常のマウスと比べて筋緊張が10%軽減。その結果、手首や腕への負担が少なくなるのだという。
写真 = 加藤肇

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正直に言うと「ホントかな?」という気持ちもないわけではなかったが、とにかく痛みから解放されたいという切実な事情から、思い切って購入。サポーターと併用で使い始めて約1カ月、効果が現われた。

痛みがなくなったのだ。これ以来、約2年半のあいだ、サポーターなしでも手首に痛みが出たことは一度もない。

1万円強という実売価格は、マウスとしては高額な部類だろう。ただ、現時点で壊れそうな気配はなく、まだ数年は使える気がするので、コストパフォーマンスは非常に良いと思う。
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

人間工学(エルゴノミクス)に基づいたデザインも、一見奇抜な見た目だが、落ち着いた雰囲気で高級感もある。テクスチャード加工されたラバー表面は、握った時に滑りにくく感触も良い。機能面も、私の使い方では十分すぎるほどだ。
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

さらに負担を減らすのなら、リストレストの併用もおすすめ

なお、MX Verticalを使い始めてから数ヵ月、痛みの再発防止のため、Kensingtonのマウス用リストレストも買い足した。
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

TPUとジェルクッションの組み合わせによる適度な柔らかさで、マウス操作中の手首をやさしく支えてくれる。幅が約15cmとコンパクトなのでデスクの上で邪魔にならず、底面がゴム製で滑りにくいのも良い。
写真 = 加藤肇

写真 = 加藤肇

MX Verticalのようなマウスは「バーティカル(縦型)マウス」と呼ばれ、安価なものも含め、様々な製品がリリースされている。

マウス操作による手首・腕の疲れや痛み、肩こりなどの悩みを抱えている人は、一度試してみてはいかがだろうか。

●製品名:ロジクール MX Vertical アドバンスエルゴノミックマウス MXV1s
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●本体サイズ:120×79×78.5mm、135g


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文 = 加藤肇

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