「メイドイン能登」で家具をアップサイクル 復興支援の椅子再生工場

プレスリリースより

木製の家具は技術のある職人が手入れをすれば長く使える。石川県で椅子の再生(張り替えや補修)を行う企業が、ワケありで販売できなかった椅子などの家具を「メイドイン能登」のブランドでアップサイクルし販売すると発表した。これは能登半島地震の復興支援が目的の限定販売で、売り上げは全額が寄付される。

約20年間にわたり国内最大級の椅子の再生工場を運営する石川県のエフラボは、「職人集団とIT機械を融合」させ、1日に100本の椅子を出荷できる態勢を整えてきた。今回の能登半島地震では工場の一部が損壊したが、地域雇用を継続させようと、なんとか稼働できる状態にまで建て直すことができた。

おもに事業者向けに家具の再生を行ってきた同社の倉庫には、引き取ったものの商品化ができずに眠っている高品質な椅子やテーブルなどの家具があった。そこで、行き場を失ったこれらの家具をアップサイクルして、新たな商品として販売できないかと思いつき、「サーキュラーエコノミープロジェクト」を立ちあげた。その第一弾が今回の復興支援キャンペーンだ。

エフラボは、一昨年前にソファ専門の自社ブランド「FMK SOFA+」を立ち上げ、一般向け販売も開始している。今後は、廃棄予定の商品や生地を買い取り、「手の届きやすい価格帯のアップサイクル商品」として販売していくとのことだ。

キャンペーン概要
応募期間:2024年2月7日(水)〜2024年3月7日(木)
販売方法:特設サイト(https://circular.f-labo.jp/)にてウェブ抽選制

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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