授賞式の模様はストリーミングサービスのParamount+でも配信され、視聴者数は昨年から173%増加し、グラミー賞としては過去最高を記録した。
4日に最大の視聴者数を記録したのは、2023年に亡くなった著名な音楽関係者を偲ぶ企画のIn Memoriamのコーナーで、1830万人が視聴した。スティーヴィー・ワンダーは故トニー・ベネットに捧ぐパフォーマンスを行い、アニー・レノックスは7月に亡くなったシネイド・オコナーの『Nothing Compares 2 U』を披露した。
ハリウッド・リポーターによると、E! Newsのレッドカーペット中継も盛り上がりを見せ、平均150万人の視聴者を獲得し、NBCユニバーサルのプレショーとしては2020年以降で最高の視聴率を記録した。
今年の授賞式はロサンゼルスのCrypto.com Arenaで開催され、ルーク・コムズやトレイシー・チャップマン、デュア・リパ、マイリー・サイラス、SZAなどがパフォーマンスを披露した。テイラー・スウィフトは『ミッドナイツ』で年間最優秀アルバム賞を受賞し、34歳の彼女は、同賞を4度受賞した初のアーティストとなった。マイリー・サイラスは、チャートを席巻したシングル『Flowers』で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞と年間最優秀レコード賞を受賞した。
アトランタのベテランラッパーのキラー・マイクは、最優秀ラップ・パフォーマンス賞と最優秀ラップ・ソング賞、最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したが、その後、警備員を殴った疑いで逮捕され、手錠をかけられて連行される動画がSNSで拡散された。
(forbes.com 原文)