取締役にはAstar Networkファウンダーの渡辺創太と各社の代表が就任。渡辺が持つWeb3テクノロジーを活用し、グローバルなエンターテインメントプロジェクトを目指す。
また、アソビシステムとツインプラネットがアイドルグループのマネジメントや運営を担当。東京ガールズコレクションを手掛けるW TOKYOは、ノウハウを活かしてアイドルグループの活躍の場を用意する。
ファンとアイドルの関係を変える
同社設立の背景には、国内外のアイドル産業の大きな変化があるという。2020年代以降、デジタル技術の進化とグローバル化の影響で、コンテンツとファンの関係やコンテンツの楽しみ方、市場の範囲などが変化してきた。そのため同社は、Web3テクノロジーをファンマーケティングに取り入れることで、グローバルなファンと影響力の獲得、および新たなエンタメ経済圏の創造を実現する。
具体的には、ブロックチェーン技術を使用することで、ファンとアイドルの関係を根本的に変えていく。暗号資産取引所でのトークンの購入だけでなく、アイドルグループを応援・サポートする活動(楽曲の視聴、CDやグッズの購入、イベントへの参加、UGCコンテンツの投稿、キャンペーンの参加など)がトークン獲得に直接結びつくエコシステムを確立する。
また、トークン経済に世界中の誰もが簡単に参加できるよう、グローバル言語でのコンテンツを展開、プロモーションも実施予定。世界中のファンが地域や言語の壁を超えてアイドルグループを応援できるようになる。
「僕が創太くんに興味を持っているのは、僕がよく分かってないからなんです」と言う秋元は、「僕が創太くんに『Web3を使ってこういうことをやろうよ』というのは想像できる範囲だからおもしろくないと思ってます。“この人に出会わなければ考えられなかったこと”に出会うことが新しい可能性。創太くんにはそれを期待しているし、グローバルで勝つコンテンツができる未来があると考えてます」とコメント。
渡辺は「数々の社会の変動と向き合いながら、常に日本のエンターテインメントの第一線で活躍している秋元さんが生み出すコンテンツを、自分たちのWeb3プラットフォームにのせて発信することが今から楽しみです」などと、新たな一歩に期待を込めた。