スタートアップ

2024.02.07 11:45

究極のサーキュラーエコノミー! ビール屋が作ったカレーとは?

谷本 有香
──優勝されたご感想。また、反響は、何かございましたか?

松坂:自社だけでなく、共創企業様との取組みを、多くの方々にご評価していただいたことが何より嬉しかったです! 個人的には、最優秀賞をいただいた壇上で、共創企業の皆さんと息子も一緒に登壇させていただいた写真が好評で、感慨深い気持ちがこみあげてきました。反響は、とても大きかったです。この優勝を機に「ハマクロカレーを買ったよ」と多くの方からご連絡いただいた声にも、心が熱くなりました。

相良:私共の活動が優勝という形で、ご評価いただけた事実に、ただただ感謝です。ありがとうございました! 内情をお話させていただくと、基本的には、これまで社外コンペには出ない方針を持っていた弊社だったのですが、今回の優勝をきっかけに、広く外に向けた活動が活性化しそうな勢いを嬉しく思っております。

横内:ビールを通して人を繋ぎ、横浜ライフをワクワクさせることが自分達のコンセプトなので、優勝を通してそれを体現出来たかな、という実感があります。社内や社外の反響は、想像以上にとても大きかったです。発売直後は完売状態が続いたことも、嬉しい誤算でした。

──今後の夢や、想いをお聞かせ下さい。

相良:横浜という地域での活動は、これまでと変わらずに推進して参ります。また、今回のメンバーと、さらなる共創が構築出来ればとも思っております。

松坂:店頭に並んだ時、手に取りたくなるようなパッケージに、徹底的にこだわりました。店頭に並んだ商品は、ファースト・インプレッションのパッケージが命だと考えます。ハマクロカレーに続いて、高品質で社会に貢献出来る商品を企画中です。これからも地域のみなさんと二人三脚で課題解決に取り組んでいきます。

横内:ひとりでは決して実現しないことも、共創なら出来る。この気づきは自分自身にとっての大きな財産となりました。今後も機会がありましたら、今回のようなコラボ商品の開発に力を注いでいきたいと考えております。
 

オープンイノベーション後進国から▶️先進国へと加速!

横浜という地域の想いに共感する3社だから実現したサーキュラーエコノミーへの取り組み。これを機に、共創というイノベーション創出を経て、これまでオープンイノベーション後進国と言われていた日本が、いよいよオープンイノベーション先進国へと加速する動きが顕著になるとみられる。今回の成功事例や失敗実例を基に、持続可能な社会の一端を担うこのDNAが加速する足掛かりが生まれたイベントであった。

文/中村麻美

ForbesBrandVoice

人気記事