アート

2024.02.10 14:00

バンクシーが見出した仏アーティスト「Mr. Brainwash」の現在地

Mr. Brainwashの名で知られる芸術家ティエリー・グエッタ (Photo by Max Cisotti/Dave Benett/Getty Images)

グエッタによると、ファッションは「カルト」であり、「あらゆる人たちの世界の一部」でもある。
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「アートとファッションは、協力し合うことができるものだと思います。ファッションを生み出す人々は、アーティストたちですから。彼らは、身に着ける芸術を生み出しているのです」

すべてのプロジェクトが「冒険」

グエッタは2月1日(58歳の誕生日の翌日)、米国と英国に合わせて80のギャラリーを持つClarendon Fine Art(クラレンドン・ファイン・アート)が米コネティカット州ウェストポートで運営するギャラリーで、自らの誕生日と、同店の開業1周年を祝う記念イベントを開催した。

「今年は特にすばらしい年になる」と話す彼は、2022年12月に期間限定でロサンゼルスにオープンした「Mr. Brainwash Art Museum(ミスター・ブレインウォッシュ・ミュージアム)」の閉館を1年延期。また、いまだ詳細は明かしていないものの、ドキュメンタリーを制作中であり、年内に公開の予定だという。

そのほか、ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館との共同プロジェクトも進めている(1950年代の米国製の車が「一番好き」だというグエッタによると、「当時のアメリカの自動車は、形も色もまさに芸術的」とのこと)。
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「果てしなく楽観的」なミスター・ブレインウォッシュは、2024年にこうした「冒険」ができることに、とても感謝しているという。そして、次のように抱負を語っている。

「2024年を最高の年にすること、この1年を最大限に活用することを目指しています」「思い描いたことを、実現させていきます。あらゆる人たちに、たくさんの愛と幸せを届けたいのです」

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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