欧州

2024.02.06 09:30

ロシア軍重装備に1日で最悪級の損失 ウクライナ、逆境に屈せずドローンで猛反撃

BMP-2歩兵戦闘車。2023年2月、ロシア西部レニングラード州で(shushonok / Shutterstock.com)

ロシア側にとっての問題はいうまでもなく、今年に入り車両をますます多く、かつてない早さで失っていることだ。パーペチュアの集計によれば、ロシア軍の3日の損失にはBMP13両、BTR装甲兵員輸送車2両も含まれる。
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これはロシアのBMP損失率が月400両に迫ることを意味する。2022〜23年の5倍だ。このペースの損失が続けば、ロシアの歩兵戦闘車の予備は2年ももたないだろう。

2年どころか、半年で枯渇する可能性がある。ロシア軍の装備では、補充可能なペース以上での損失の拡大は戦車や装甲兵員輸送車でも明らかだ。

米議会のロシア寄りの共和党議員が昨年秋にウクライナへの支援を断ち、権威主義的な体制のハンガリーが欧州の対ウクライナ支援を執拗に阻み、ロシアのほうが人口も経済規模も大きいにもかかわらず、ウクライナ軍はあらゆる逆境に屈せず持ちこたえている。それどころか、ウクライナ軍は塹壕からドローンを出撃させ、消耗戦に勝利しつつあるのだ。
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自由なウクライナの友人にとってさらに良い知らせは、ロシア軍の突撃部隊を撃滅し続けているウクライナ側は、失っている土地もごくわずかにとどまるということだ。現在、最大の激戦地となっているウクライナ東部ドネツク州アウジーイウカ方面では、ロシア軍はこの戦争で最大級の犠牲を出しながら、南で100m程度、北で1.2kmほどしか前進できていない

ロシア軍はたった数百メートル前進するために、ウクライナ軍参謀本部によれば1日で装甲車両などを54両、兵士を800人あまり失った。理性的で道義をわきまえた指揮官なら、これほど得るものが失うものに見合わないことはしない。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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