全国の20代から60代の約1000人を対象に行ったこの調査では、カニが好きという人は7割と、カニはやっぱり大人気食材だ。なかでも人気なのがタラバガニとズワイガニの2大スター。タラバガニが好きという人は62.3パーセント、ズワイガニは59.4パーセントと約6割の人たちに支持されている(複数回答)。これを、毛ガニ(37.4パーセント)と紅ズワイガニ(25.7パーセント)が追いかける形だ。
だが地域別に見ると、ちょっと偏りが出る。北海道と東北地方では毛ガニがトップとなり、近畿地方ではズワイガニがトップ。さらに詳しく見ると、タラバ、ズワイ、毛、紅ズワイの四天王は盤石ながら、マイナーなカニの嗜好に変化が見られる。たとえば関東では、全国でもっとも上海ガニの人気が高い。九州沖縄地方ではワタリガニが全国トップ。
面白いのは、アブラガニ、アサヒガニ、イバラガニというあまり馴染みのないカニが中部地方で一番人気となっている点だ。イバラガニは相模湾から土佐湾にかけての深海で採れるタラバガニの仲間で、数が少ないために全国的にはほとんど流通していない。
アサヒガニは、ちょっと変わった姿をしたカニで、浜松市の沖合、遠州灘での底引き網にかかるという比較的珍しいカニ。アブラガニはタラバガニにそっくりな品種でタラバの代用品みたいなネガティブなイメージがあるが、タラバよりも味がいいという人もいる。こうして見ると、中部地方の人はなかなかカニにウルサイようだ。タラバガニと紅ズワイガニの支持率は全国でもっとも低い点も、マニアックさを感じされる。ちなみに、蟹料理の全国チェーン「甲羅」は愛知県豊橋市が拠点だ。
カニの本場である北陸や北海道は間違いないが、カニ好きなら浜松あたりを狙って訪れてみるのもオツだろう。
プレスリリース