この数字は、YouTube全体の25億人というユーザー数と比べると小さなものだが、YouTubeのニール・モーハンCEOは、フォーブスに対して同サイトの課金ビジネスは、広告ビジネスと双璧をなしていると語った。
「当社の主力事業が広告ビジネスであることは明らかです。しかし、我々はサブスクリプションビジネスの構築にも懸命に取り組んでおり、現時点でビジネスの重要な部分を占めています」と彼は付け加えた。
有料ユーザーが1億人を突破したことは、YouTubeのサブスクリプション事業が、競合との差を縮めつつあることを意味する。Amazon Primeの加入者数は2021年時点で2億人を突破しており、同じく広告なしのサービスであるSpotify Premiumの加入者数は2億2600万人と報じられている。
2015年に登場した月額13.99ドル(日本では税込1280円)のYouTube Premium のサービスには、YouTube Music Premium(単独で月額10.99ドル、税込1080円)へのアクセスや、オフライン視聴用に動画をダウンロードする機能などが含まれている。Premiumユーザーはまた、昨年から試験提供が開始された生成AIを用いたコメントの要約機能などを利用できる。
YouTube Musicは当初、YouTube Premiumの一部としてリリースされたが、2018年に独立したサブスクリプションサービスとして利用可能になった。