トランプ前政権において短命に終わった広報部長として知られるスカラムーチは、トレーダーのスコット・メルカーとのポッドキャスト番組で「ビットコインの過去の半減期を振り返ってみてほしい」と語った。
「前回の半減期の後のビットコインの価格は、4倍に伸びていた。今年4月のビットコインの価格が現在とおおむね同水準の4万5000ドルだった場合、2025年半ばから終盤には17万ドルになるだろう」と彼は語った。さらに「4月に6万ドルをつけた場合は24万ドルが見込める」とスカラムーチは述べている。
今年の半減期では、マイナーに発行されるビットコインの数が、現在の6ビットコイン強から3.125ビットコインに落ち込むことになる。
「私は長期的な価格目標として、ビットコインの時価総額が金の半分程度になると予測している」と、スカラムーチは述べ、ビットコインの価格が長期的には40万ドルに達すると予測している。「この資産を理解せず、ポジションを持たないのは馬鹿げたことだと思う」と彼は述べている。
一方、トレーダーたちは、FRBの利下げがビットコインの半減期と同時期になることを期待している。
「ビットコインの価格は先物市場の金利予想に連動しており、特にETFを取り巻く興奮が冷めるにつれて、給与や消費者物価指数のような金利に敏感なマクロデータに反応することを示唆している」とコインシェアーズのリサーチ責任者であるジェームス・バターフィルは、パウエル議長の記者会見後の31日のThe Blockのインタビューで述べていた。
「最初の利下げは量的緩和政策の開始を意味し、その瞬間にマクロ的な背景がどのようになっているかが非常に重要だ」とレンディングサービスのYouHodlerの市場責任者のルスラン・リエンカはEメールでコメントした。
「その時点で経済が後退していれば、投資家はできるだけ早く資金を債券市場やマネー市場に移動させようとするため、株式やその他多くの市場で下落が起こるだろう。しかし、ソフトランディングの場合は、市場は成長し、リスク資産を増大させることになるだろう」と彼は述べている。
(forbes.com 原文)