音楽

2024.02.02 11:30

23歳のウクレレ奏者RIO。4弦で追求する「奇跡の調和」と可能性

RIOが日本に帰国後、洗足学園音楽大学へ進んだのも、日本におけるマヌーシュジャズの先駆者、有田純弘が講師を勤めていたからだ。

「ウクレレの表現の幅を広げるためには、いろいろな楽器から影響を受ける必要があります。中でもギターはテクニックなどがウクレレに通じるところがあるので、吸収しやすい。特にビレリさんはどの曲を聴いても完璧だと思える、僕にとっては最強のジャズギタリストです」

RIOが20歳の時にリリースした初のアルバム「RIO」(2021年12月)も、ウクレレ1本ではなくバンド編成で収録。ジャズギタリストの井上銘をミュージックプロデューサーに迎えて制作した。

「一人で演奏するときは、その場のノリでアレンジを自由に変えたりするんですけど、バンドではそうはいかない。だけど、バンド全員でお互いの個性やアイデアをぶつけ、刺激し合い、ひとつの芸術作品を作りあげるような、自分一人ではできない魅力と刺激があります」

フォーク、カントリーやラテン、フュージョンまで幅広い楽曲が収録されたこのアルバムは、RIOの存在を音楽シーンに知らしめるきっかけにもなった。

ウクレレはハワイアンだけじゃない

現在、様々なコラボライブを企画中のRIO。目標を次のように語る。

「自分の“好き”を追求していく過程を通して、たくさんの方とコラボし、吸収していきたい。それと同時にウクレレの魅力や可能性を、ウクレレファンだけじゃなく、多方面の人に伝えられたら」

ウクレレはハワイアンだけでなく、ギターと同じくらいどんなジャンルにも入っていける楽器だ。その魅力を伝えるために、様々なアーティストとのコラボレーションを続けている。

「ゆくゆくは音楽に限らず、アートなどともコラボしてみたい。ウクレレの魅力を世界中の人に知ってもらえるといいな」

ハワイで培ったアロハ・スピリットを胸に、RIOは世界に挑み続ける。

文=尾田健太郎 取材・編集=田中友梨 撮影=小田駿一

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