『パルワールド』レビュー、25年間待ち望んだポケモンゲームがついに実現

ポケットペアの新作ゲーム『Palworld / パルワールド』(c)Pocketpair

ポケットペアの新作ゲーム『Palworld / パルワールド』をどのように「レビュー」したらいいのかについては、確証が持てない。同作は早期アクセス段階にあり、開発終了の目処も立っておらず、未完成であることは明らかだ。

とはいえ、『パルワールド』は私がこの1年でプレイしたゲームの中でも、最も楽しいゲームの1つだ。これにはもちろん、2023年に多数登場した傑作ゲームも含まれる。『パルワールド』は当初「銃が撃てるポケモン」として笑いのネタになるだけと思われていた。だがふたを開けてみれば、それは私が任天堂に過去25年間にわたり期待していたものの、これまで実現することのなかったポケモンゲームだった。

25年前の1999年は、米国でNINTENDO64用ソフトの『ポケモンスナップ』が発売された年だ。その翌年の2000年には、同じくNINTENDO64用ソフトの『ポケモンスタジアム』が発売された(編集注:米国では『ポケモンスタジアム2』がシリーズ第1弾の『Pokémon Stadium』として発売された)。子どもだった私は、1998年に『ポケットモンスター 赤・青』をプレイしており、そのポケモンシリーズの新作が3Dゲームとなることに胸を躍らせていた。3Dの世界を歩き回り、自分のモンスターをリアルタイムで戦わせられるなんてすごい!──と。

だが『ポケモンスナップ』と『ポケモンスタジアム』はいずれも、その期待を裏切るゲームだった。12歳の私は、小さなクルマに乗ってポケモンの写真を撮る『ポケモンスナップ』は楽しめなかった。『ポケモンスタジアム』も、至極単純なバトルしかできず、モンスターをほぼ固定位置で対戦させるものだった。私はがっかりした。

それから何年経っても、私が期待していたゲームは登場しなかった。ここ最近の3Dポケモンタイトルはようやくその方向に進んだものの、その内容は任天堂ハードの限られた性能に阻まれ、現在のタイトルに至っては、Nintendo Switchの限られた性能さえも生かし切れないお粗末なグラフィックとなっている。だが一番の問題は、皮肉なことにポケモンシリーズが「進化」を拒んでいるように思えることにある。

そこで登場したのが、『パルワールド』だ。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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