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2024.01.29 15:00

「そんなことは言っていない」米ポルノ女優が語るディープフェイクの脅威

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ディープフェイクの脅威

自家製ポルノを作るためのAIが広く利用可能になったことで、ポルノ女優の収入も脅かされる可能性がある。この脅威は、多くのシーンを撮影し、多くのコンテンツで身体を露出しているパフォーマーにとって最も顕著であり「AIが彼女たちになりすますことが容易になる」と、ウェブサイト「Adult Time」のパフォーマーのリアーナ・ラビングスは指摘する。「より多くのシーンを撮影すればするほど、AIは私たちをよりよく再現できるようになる」と彼女はいう。
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AIに無断で画像を加工された人々を保護する法律はほとんど存在しない。米国には、リベンジポルノの配布を禁止する既存の法律のもとで、ディープフェイクの公開を規制している州もある。しかし、リベンジポルノ法は、加害者がそこに描かれた被害者に嫌がらせをしたり、恐怖を与えたりするために画像を配布する場合に限定されることが多い。

一方で、議員や専門家の中には、そのコンテンツがどのような意図で作成されたかを問わず、ディープフェイクの被害者をより強固に保護すべきだと主張する者もいる。ロヨラ・メリーマウント大学の法学部教授で、ディープフェイク法制の専門家のレベッカ・デルフィーノは、米国下院を含む多くの議会が、ディープフェイクポルノを作成または流布した人々に対する新たな罰則を検討していると指摘した。

また、ディープフェイクポルノを配布する上で重要な役割を果たす、インターネットサービスプロバイダーも、議会が望めば、それを配布した場合の責任を問われ、罰則が科されることになると彼女は述べている。

社会的弱者としてのポルノ女優

ポルノ女優たちはフォーブスの取材に対し、自分たちのコンテンツを不快なものに加工する人々も見てきたと語った。ステラ・セドナは、自身の体と人種差別的な言葉を組み合わせたファンアートを発見して「ぞっとした」と語った。また、有名人の肖像を使ったユーザー生成コンテンツはありふれたものだが、アダルトパフォーマーであることは、普通の有名人とはまったく違うと彼女はいう。ハリウッドスターが映画で悪役を演じても、人々はその人が現実世界でも悪人だとは思わない。しかし、ポルノ女優は「実際の自分を表現していると思われている」と彼女は述べている。
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編集=上田裕資

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