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2024.01.29

「そんなことは言っていない」米ポルノ女優が語るディープフェイクの脅威

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ポルノ女優のデミ・スートラは、何カ月も前から一部のファンから、彼女が未成年に扮して行為におよぶシーンを見たいというメッセージを受け取っていた。

彼女はそれを断った。多くのアダルトパフォーマーと同様に、スートラもまた、どのようなコンテンツに出演するかについての明確な基準を持っており、未成年のふりをするエイジプレイは、彼女が忌み嫌うジャンルの1つだ。しかし、1年半ほど前に、あるファンが生成AIで作られた彼女のフェイク作品をメッセージで送ってきた。その動画の中の彼女は、自分がまだ16歳だと述べていた。

「自分では絶対にいわないような嫌なことを口にしていた」と、スートラはフォーブスのインタビューで話した。「そんな自分を見たくないし、子どもたちへの悪影響に加担したくない。彼らは子どもを食い物にする人間だ。そんなことに加担したくない。でも、私はその一部にされてしまっている」

生成AIツールを使えば、誰でも架空のシーンに実在の人物の身体を重ね合わせたり、パフォーマーが同意していない演技をさせることが可能だ。そして、進化するAIポルノの世界には、従来のポルノ業界に存在したようなパフォーマーへの配慮やルールは存在しない。

「セックスワーカーではない人たち、つまりテクノロジー業界の末端にいるような人たちが、このスペースに参入しようとしているのです」とアダルトコンテンツを手がける独立系映像プロデューサーのセイレン・オブスキュラは指摘する。「これらの人々は、セックスワーカーの身体から利益を得ようとしているのです」
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編集=上田裕資

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