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フォーブス ジャパン 編集長




『Forbes JAPAN』編集長インタビューは、世界の第一線で活躍する国内外の有識者に話を聞く特別企画である。第1回は、昨年4月、アジア開発銀行総裁に就任し、アジア、そして世界を飛び回る中尾武彦氏に外から見える“日本の姿”について聞いた。

中尾:(中略)フィリピンのアキノ大統領、中国の第一副首相(政治局常務委員)の張高麗や、ベトナムのズン首相、インドのモディ首相といったリーダーと、直接に会って率直な話ができるというのは、ADBの強みです。
 ADBの業務は、電力、道路、港湾などのインフラ開発や教育、保健、政府の制度整備などに対する融資、技術協力が中心ですが、各国のリーダーとは、プロジェクトのことだけでなく、マクロ経済政策や開発戦略について幅広く意見交換をします。
 例えば、ベトナムは、対内直接投資は増加しているものの、付加価値がどれだけ国に落ちているのか。インドネシアは、資源のウェイトが高いなか、経済を多様化させ、雇用拡大につなげるためにはどうしたらいいか。中国は、市場経済をどう進化させるか、そして、地方と国の役割分担や財政をどうするか、を考えています。
 外から見ている以上に、各国のリーダーは自国の課題について核心をついた理解を持っていると感じます。

(中略)
世界の中の日本という視点が重要
高野:中尾総裁は、経済学者で内閣官房参与の浜田宏一氏のゼミ門下生だとお聞きしました。浜田氏はアベノミクスのアドバイザーですが、海外から見て日本のアベノミクスはどのように評価されますか。
中尾:私が財務官をやっていたときは、アメリカのリーマン・ショック後の金融緩和などを受けて、ドル安円高に大きく急激に振れ、日本経済にもネガティブな影響がありました。安倍政権になって、大胆な金融緩和でデフレを脱却すること、そして成長率回復の政策をとることを明確にしたことは、海外でも評価されていると思います。
 成長戦略に関しては、日本の場合、市場メカニズムのもとで、すぐにすべての問題を解決するような処方箋は簡単ではありません。それでも、農業、医療、労働市場などの分野で規制改革を実施し、外国から投資家を招く姿勢を明確にすることで、成長率上昇につなげていくことができると期待しています。(以下略、)

フォーブス ジャパン

 

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