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2024.01.29 11:15

負け姿を見せられる社長こそ格好いい。元K1王者は格闘技で社会を変える

大柏 真佑実
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格闘技イベントの中にはソーシャルメディアで盛り上がっているものもありますが、どちらかというとエンターテインメントの面に焦点が当たりすぎているように感じています。私はもう少し格闘技の本質、人生をかけた戦いの中で見えてくる華、アート的なものを、ハイクラスのメンバーが表現する舞台を作りたい。それを日本だけでなく、海外のエグゼクティブにもリングに上がってもらえるように広げていきたいですね。

毎年、スイスへ行ってアンディ・フグのジムと選手を出し合って交流をしているのですが、「EXECTIVE FIGHT-BUSHIDO」をスイスで開催したいという話が進んでいます。2023年9月に開催された大会「EXECTIVE FIGHT-BUSHIDO- 降臨」でも、1試合エグゼクティブによるファイトを組んでくれました。スイスは富裕層も多く、観戦した人からのスポンサードのオファーも入っています。スイスでは団体を作って、そこを起点にヨーロッパ各国へ拡大していきたいと考えています。



小比類巻貴之◎ 1977年、青森県三沢市生まれ。格闘家として、ISKA世界スーパーウェルター級チャンピオン、K-1 WORLD MAX日本代表トーナメントにて史上最多、3度の優勝を誇る。2009年に現役を引退し、現在は小比類巻道場会長や「EXECUTIVE FIGHT BUSHIDO」のプロデューサーを務める。
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元K1王者はなぜ経営者向け格闘技大会を開くのか 闘いに宿る「武士道と美」とは

文=尾田健太郎 写真=小田駿一 インタビュー=Forbes JAPAN Web編集長 谷本有香 編集=大柏真佑実

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