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2024.02.20

「コピペ」をもっと便利にする:ウィンドウズ活用テク

Windowsにおいて、コピー(カット)&ペースト(通称コピペ)を実行するには、基本的にどんなアプリでも[Ctrl]+[C](カットの時は[X])キー→[Ctrl]+[V]キーというショートカットを使う。この時、ペーストできるのは直前にコピー(カット)を実行したもので、たとえば文字列をコピーしたあとにファイルのコピーを実行してしまうと、その前にコピーした文字列をペーストできない。また、複数のフレーズを何度も使いたい時、その都度コピーを実行する必要があり、意外と面倒に感じることがある。

そんな時に便利なのがクリップボード機能だ。コピーやカットはいつもの動作で実行し、ペーストする時は[Win]+[V]キーを押すと、コピーした履歴が表示され、その中から選択してペーストできる。

クリップボードを利用するには、まずは[設定]アプリから[システム]-[クリップボード]を選択して、[クリップボードの履歴]をオンにする。もしこの設定をしておらず[Win]+[V]キーを押すと、[オンにする]が標示され、これをクリックすれば使えるようになる。



その下にある[デバイス間のクリップボード履歴]をオンにすると、同じWindowsアカウントでログインしているマシン間でクリップボードの履歴を共有できるようになる。もちろん、クリップボードを利用する設定にしてある必要がある。作業をほかのマシンで続けたいとき、コピーした内容も含めて作業を続けられるので便利だ。なお、履歴として残るのは、テキストと画像のみでファイルやオブジェクトなどのコピーは残らない。

使い方としては、クリップボードを使いたいとき[Win]+[V]キーを押してカーソルキーでペーストしたい履歴を選択し、[Enter]キーを押すだけ。ただし、書式設定も反映されるため、プレーンなテキストとして貼り付けたいときは、ペーストしたい履歴を選択し、[Tab]→[Enter]→[Enter]で貼り付けられる。最初はちょっと面倒かもしれないが、マウスを操作するよりは速いはずだ。必要のないものは、[…]-[ゴミ箱]をクリックして消すことで整理できる。


また、履歴は最大25個まで保存され、それを超えると古いものから消えていく。そのため、残しておきたいよく使うものは[アイテムの固定]をクリックしておこう。


※この記事はWindows 11のバージョン22H2で動作確認しています。

文=飯島範久

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