競合は時価総額133億ドルのUiPath
一方、ブルーシーツは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる自動化ソリューションを提供する業界大手との競争にも直面しており、この分野の競合他社には、時価総額が133億ドルのルーマニア企業のUiPath(ユーアイパス) や、セールスフォース・ベンチャーズが支援するAutomation Anywhere(オートメーション・エニウェア)などが挙げられる。さらに、他のスタートアップもAIを使って企業のワークフローのデジタル化と自動化を支援しており、昨年フォーブスの「アジアで注目すべき100社」に選ばれたマニラに本社を置くSprout Solutions(スプラウト・ソリューションズ)は、給与計算の自動化とアナリティクスのツールを提供している。2015年設立の同社は、Cercano Venturesが主導したシリーズBで1070万ドルを調達した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスが昨年12月に発表したレポートによると、AI企業に対するプライベート・エクイティとVCからの投資額は、2021年第4四半期のピーク時に135億ドルを記録したが、2023年第3四半期にはグーグルやアマゾン、マイクロソフトらの巨額の投資を除外すると41億1000万ドルにまで落ち込んだ。
しかし、AI分野への資金の流れは2023年には「一貫」しており「この分野への投資意欲は依然として衰えていない」と同レポートの著者は述べている。
(forbes.com 原文)