プレイヤーにガチャを引かせて金を使わせることを促しているという批判もあるが、それはその通りで、ゲームにはまり込んだプレイヤーから金を吸い上げるこうした手法は今も疑問視されている。一方の『パルワールド』の場合、そのような批判が出る可能性がある仕組みはない。同作は売り切り型のタイトルで、マイクロトランザクションは組み込まれていない。
また『パルワールド』は、BotWのアートスタイル、『フォートナイト』風のキャラクターデザイン、『ポケモン』のようなバトルと捕獲というように、それぞれの要素はあるものの、ゲーム全体はそのどれにも一致しない。表面的には似ていても、すべてが組み合わさってまったく新しいものになっており、これは過去の名作ゲームの多くがやってきたことだ。すべてのゲームには、その土台となる過去作がある。
小規模かつ経験の浅いチームが手がける『パルワールド』が、『原神』のような長期的成功を収められるかはわからない。また、プレイヤーはすぐに、ゲーム内ですることがなくなってしまうだろう。だが、作品に対する批判という点で、両作が比較されることは避けられないだろう。
(forbes.com 原文)