動画マーケティングプラットフォームのWistia(ウィスティア)の共同創業者でCEOであるクリス・サベージにとって、Roamは安心感を得られるものというより、つながるためのツールだ。同社はリモートワーク優先のチームで、Roamの前に他のバーチャルオフィスのアプリを試した。「メタのオキュラスを導入したが、誰もそこで働きたがらなかった」とサベージはメタバースについて語る。だが「バーチャルのミニゴルフはたくさんした」とのこと。そしてRoamを試してみた。サベージは当初、従業員がこれを監視と見なすかどうか、また誰が誰とミーティングしているかがわかるという「パラダイムシフト」に警戒したが、180人いる同社のチームにとって、今ではそうした懸念よりもメリットの方が大きいと言う。
会議にかかる平均時間は短くなり、従業員アンケートでは従業員同士のつながりが深まったと感じていることが示されている。「Roamを通じて、誰が雑談に応じてくれそうか、誰が誰と話しているかが、アクションを起こさなくても理解できる」とサベージは指摘する。実はチームの何人かに、別のコラボレーションツールも試してもらっていたという。サベージ自身は「自分がアーリーアダプターであることを忘れてた」と語る。
(forbes.com 原文)