『パルワールド』は、1月19日の早期アクセス開始からわずか3日で、同時接続プレイヤー数で『LOST ARK』と『Dota 2』を抜いた。歴代トップ10に入っているタイトルを見れば、これがどれだけ前例のないことなのかがよくわかるだろう。
1位 PUBG: BATTLEGROUNDS(325万人)
2位 Counter-Strike 2(181万人)
3位 パルワールド(158万人)
4位 LOST ARK(133万人)
5位 Dota 2(130万人)
6位 サイバーパンク2077(105万人)
7位 エルデンリング(95万3000人)
8位 New World(91万3000人)
9位 ホグワーツ・レガシー(87万9000人)
10位 バルダーズ・ゲート3(87万5000人)
『パルワールド』の同時接続プレイヤー数は21日、『Dota 2』の記録を若干下回る水準でピークを迎えたように見えたが、日本時間の22日夜になるとまた急上昇した。おそらく、夜間になって日本で多くの人がプレイしたからだろう(任天堂やゲームフリークと同じく、ポケットペアは日本のゲーム開発会社だ)。以前なら『Counter-Strike 2』の181万人は絶対に超えられない数字だと言えたのだが、私は『パルワールド』のポテンシャルを甘く見ないべきだということをこの短期間で学んだ。
これはいったいどういうことなのか? 『ポケットモンスター』のあからさまな模倣に見えるこのゲームが、どうやってこれほどのヒットとなったのだろう? ポケモンのモンスターデザインをパクったという批判や、コンテンツに生成人工知能(AI)が使われているという疑惑(その証拠は今のところない)も生じているが、大局的に見れば、『パルワールド』は非常に面白く、多くの人が楽しめるゲームだ。おそらく、人々が10年前から本家『ポケモン』シリーズに求めていたものを実現したゲームなのだろう。