今週の星空観賞と天文について知っておくべきことのすべてを以下に記す。
1月23日火曜日:月と星が作る三角形
この日の日没後に東の空を見ると、輝面比95%の月が、2つの明るい恒星アルデバラン(おうし座)とベテルギウス(オリオン座)と大きな三角形を作っているところが見える。1月24日水曜日:ふたご座と月
輝面比98%となっているほぼ満月を、東北東の空で日没のかなり前から見ることができる。月が見えたら、近くにあるふたご座の明るい2つの星、ポルックス(月の左下)とカストル(月の左)を見つけよう。1月26日金曜日:満月「ウルフムーン」が昇る
2024年で最初、北半球の冬で2番目の満月となる「ウルフムーン」は、今年最も高く昇る満月の1つだ。満月の瞬間は26日午前2時54分(協定世界時25日17時54分)だが、最も美しく見えるのは月が昇るときだ。1月27日土曜日:月とレグルスが接近
27日の宵から28日の明け方にかけて、満月を過ぎた輝面比97%の月が、しし座で最も明るく、夜空で21番目に明るく輝く星、レグルスと接近する。太陽系から77光年の彼方にある。1月28日日曜日:金星と水星と火星が接近
日曜日の明け方、南東の空に明るく輝く金星が見える。その左下の地平線近くで、水星と火星が大接近する。2つの惑星の距離は0.3度未満で双眼鏡の視野内に収まる。ただし、日の出が近づいたら、誤って太陽が双眼鏡の視野に入らないよう十分注意してほしい。今月の天体:双眼鏡で月を見る
今週、満月を観察するときは、双眼鏡で次の3つを見てみよう。・クレーター:中心が暗く周囲が円形に明るく輝いて見える月の地形。明暗のコントラストはとりわけ感動的だ
・月の海:月面の暗い斑点は、月の「海」と呼ばれている。古代に火山の溶岩流によって作られた平原で、かつては溶岩で満たされていた
・リル:月面にある長く蛇行する狭い溝で、古代の溶岩流によって形成された可能性が高い
(forbes.com 原文)