AIモデルに商品を着せて「撮影」 生成AI活用の幅

プレスリリースより

販売したい服の商品写真1枚あれば、それをAIモデルに着せて、望みの背景で望みのポーズをとらせた画像を生成してくれる生成AIサービスがスタートした。

洋服のプロモーション用画像を作るには、スタジオを押さえて、カメラマンとモデルを雇って写真撮影するというのが普通の流れだが、ひとつの商品の宣伝にそこまでコストと時間がかけられる業者は限られる。そんなときこそ生成AIの出番ではないのか、というわけで、登場したのが「wModel.AI」だ。越境ECプラットフォームwBuyBuy.comを運営するSSQQBが開発したこのサービスは、アパレルのほか、日用品や食品などにも対応できる。

アパレルに特化した「wModel.AI Clothing」では、年齢、性別、肌の色、スタイルなど商品やブランドイメージに合わせた専属AIモデルを作ることもできる。また、自分自身をAIモデル化することも可能だ。アパレル以外の日用品に対応するサービスでは、たとえばペットフードやネコのおもちゃの写真に動物を合わせるといったこともできる。

具体的な料金は公表されていないが、SSQQBでは「制作の過程で発生する多くの経費を節約できるため、費用対効率の高い商品画像の生成が可能」としている。また短時間に自由自在に画像が生成できるので、テストマーケティングなどの効果的なマーケティング戦略の構築も容易になるという。

生成AI技術がある程度成熟し、これからはその画期的な活用方法をどう提案できるかが勝負になっていくのだろう。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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