『パルワールド』は予想外の良ゲー ポケモンの模倣で終わらない驚きのクオリティ

ポケットペアの新作ゲーム『Palworld / パルワールド』(c)Pocketpair

筆者は正直言って、最もわかりやすい説明が「銃を撃てるポケモン」となるようなゲームが、インターネットのミーム(笑いを誘うネタ画像・動画)以上のものになるとは、思ってもいなかった。

ポケットペアの新作サバイバル/モンスター収集ゲーム『Palworld / パルワールド』は確かにミーム化しているかもしれないが、そのゲーム内容は純粋におもしろく、PCゲームプラットフォームSteam(スチーム)の売り上げランキングでトップとなり、マイクロソフトのサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」にとっては突然の大きな恵みとなった。プレイヤーからは、本家『ポケットモンスター』の開発元はこれまでいったい何をしてきたのだろうという声も上がっている。

私自身はサバイバルゲームのファンではなく、最近発売された『レゴ フォートナイト』も好みではなかったし、より複雑な『Valheim』などはさらに好きではなかった。しかし、『パルワールド』の拠点づくりとサバイバル要素は簡素なため、疲れを感じることなく楽しめる。それに、ゲームの根幹部分をなしている、捕まえたパルたちに拠点を運営させるシステムはとてもおもしろい。え? 動物たちを奴隷にしているんじゃないかって? そんなことはない! だって、温泉も作ってあげたし。

『パルワールド』はとにかくクレイジーで笑えるゲームだ。プレイ初日、私は以下のことをした。

・プレイ開始から30秒で、ニワトリを素手で殴り殺して初のレベルアップ
・捕まえたパル「キツネビ」をアップグレードし、火炎放射器のように持ち運べるように
・闇属性のパルをアップグレードし、肩の上に浮いて敵に自動で砲撃してくれるように
・役に立たないヒツジのパルを崖から投げ落として、別のパルに交換
・巨大な光るパルを発見し、それを殺して激レア素材を入手
・これは自分の経験ではなく、ストリーム配信で見たものだが、なんと人間を捕獲し、売り飛ばしたり「解体」したりもできる。バグなのかどうかはわからないが、衝撃の仕様だ。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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