『Starfield』がゲームプレイ改善うたうパッチ公開… ただし実際の改善はゼロ

そのうえ、発売以来プレイヤーが経験してきた最大級のバグの数々は修正されていない。X(旧ツイッター)の公式アカウントで投稿されたパッチの告知には、プレイヤーが宇宙船「ECSコンスタント」の位置が分からないバグの修正を求めるコメントが数十件ついた。次の例はそこまで重大ではないが、筆者は170時間にわたるゲームプレイの間、ずっとステータス画面に「気象警告」が表示されるバグに見舞われた。そして技術面に関して言えば、FSR3への対応はいまだになされていない。

はっきり言って、ベセスダは『Starfield』のアップデートのペースが非常にのろく、バグやライティングの変更を「クオリティ・オブ・ライフの改善」と呼んで誤魔化そうとすらしている。今年には一連の大規模なアップデートを行う予定であり、6週間ごとのパッチ公開を約束しているが、この調子では、今後のアップデートが実際に役に立つものだったり、エキサイティングなものだったりすることは期待できないだろう。

私はベータ版パッチを当てた状態でゲームをプレイしてみたが、クエストが行き詰まるバグにはもともと遭遇していなかったので、その点では変化はなかった。キャラクターの顔のグラフィックは若干改善したかもしれないが、言われなければ気づかなかったであろう程度だ。これはなんとも奇妙な状況であり、次回のパッチは実際に意味のあるものとなることを期待している。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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