2024.01.25 08:45

温泉地の宿泊数ランキング、1位は10年連続の場所

リリースベース(松村)

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日本中に点在する温泉地。旅先としてどうせなら温泉に入りたい人が多いと思うが、楽天トラベルが2023年に宿泊人拍数(宿泊人数×拍数)のもっとも多かった温泉地ランキングを発表している。20位まで発表しているがここではベスト5を紹介しよう。

第5位 草津温泉

前年の4位からワンランクダウンとなった群馬県の草津白根山の麓にある草津温泉。強酸性で豊富な湯量を誇り、加水することなく温度を下げる湯畑が有名で、湯もみショーや500平米の広さがある西の河原露天風呂など、見どころも多い。

第4位 白浜温泉

飛鳥・奈良時代から親しまれている南紀白浜温泉。前年の5位からワンランクアップ。日本三古湯の1つで、海辺にある崎の湯の露天風呂は有名。近くにはパンダが見られるアドベンチャーワールドや南紀白浜空港があるので、意外と行きやすくて子供も楽しめる温泉地だ。

第3位 那須温泉


前年に続き3位の栃木県那須温泉も、歴史ある温泉地。最初に温泉が発見された鹿の湯をはじめ、泉質や効能が異なる7つの湯の那須七湯が有名。那須どうぶつ王国や那須サファリパークなどレジャースポットが多く、都心からも比較的行きやすい温泉地だ。

第2位 別府温泉


10年連続2位の大分別府温泉は、豊富な湯量を誇り、源泉総数も多く国指定名勝の海地獄など、点在する7つの自然湧出の源泉をまわる「地獄めぐり」が人気。30代以下の旅行者が多いとのことで、今後も人気は高そうだ。

第1位 熱海温泉


こちらも10年連続で1位を獲得した静岡県の熱海温泉。かつて徳川家康が湯治で訪れたとされ、尾崎紅葉の「金色夜叉」で全国区になり、新幹線の開業で団体客を多く受け入れる観光地として発展。ところがバブル崩壊により団体客が減り、ホテルの廃業も相次いで、一時は熱海市が財政危機に陥るまでになった。その後、有志による活動により復活。年間を通じて行われている花火大会をはじめ、アクティビティスポットや飲食店など、人気の温泉観光地として、その地位を築いている。

2024年も上位は不動のような予感だが、筆者的には3月に北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸するので、2023年は19位にランクインしているあわら温泉が、芦原温泉駅で降りたらすぐの立地なので、どこまで上位へ食い込めるか注目したい。

 

出典:楽天トラベル「【2024年発表】2023年 年間人気温泉地ランキング」より

文=飯島範久

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