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2024.01.18 12:30

サムスンが「AIに全力投球」の新型スマホGalaxy S24シリーズを発表

Andrej Sokolow/picture alliance via Getty Images

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サムスンは、スマートフォンの出荷台数でアップルが同社を抜いて世界のトップに躍り出たというニュースが報じられた直後となる1月17日、新型スマートフォン「Galaxy S24」シリーズを発表した。発表は、同社による人工知能(AI)への大きな賭けを強調する、一連の新たなAI機能を中心としたものとなった。

サムスンの「Galaxy AI」は、独自の翻訳機能を誇り、ユーザーは電話やテキストメッセージ、対面での会話中に13カ国語の会話をリアルタイムで翻訳することができる。

また「かこって検索」と呼ばれる検索機能は、ユーザーがスマホの画面の一部を指やスタイラスで囲むだけで、そこに表示された対象をグーグルで検索可能にする。

Transcript Assist機能は、AIを使って録音を書き起こし、要約し翻訳する。Note Assist機能は、AIが生成したメモの要約を作成し、ユーザーが自分の考えをよりよく整理できるようにする。

さらに、ユーザーが画像の背景の一部を塗りつぶしたり、フレーム内で被写体を移動させたり、アイテムを消したり、回転させたりできる新しい写真編集機能もAIで実現している。

Galaxy S24シリーズの3機種は、米国などで17日から予約受付が開始され、31日から販売される。価格はS24 Ultraが1299ドル〜(約19万2000円〜)、S24+が999ドル〜(約14万8000円〜)、S24が799ドル〜(約11万8000円〜)とされている。

サムスンが「Galaxy Unpacked」と題したイベントでお披露目したAI機能の多くは、その数日前にリークされていたもので、大きな驚きではなかった。しかし、このイベントは、アップルがサムスンを抜いて世界トップの携帯電話メーカーになったという調査会社IDCのデータが報じられた直後に行われた。

サムスンは、アップルとは異なる方法で、自社のデバイスに直接AIを組み込んでいる。しかし、ブルームバーグが10月に報じたように、アップルはAIへの投資を強化し、生成AIプロダクトに年間10億ドル(約1480億円)以上を投資する勢いだ。他のテック大手も同様に、AIを日常に取り入れようとしており、マイクロソフトは今月初め、AI機能に手軽にアクセスできるAIアシスタントボタンを将来のキーボードに搭載すると発表した。

サムスンはまた、S24シリーズに7年相当のアップデート期間を提供することを約束した。これは、Pixel 8シリーズに7年間のアップデートを約束したグーグルに倣った動きといえる。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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