宇宙

2024.01.23 11:15

宇宙撮影体験をもっと身近に 「EYEコネクト」シミュレーション

プレスリリースより

宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで“宇宙の視点”を発見していく「STAR SPHERE(スタースフィア)」プロジェクト。2023年1月にその第一歩として、JAXAの協力のもと東京大学とともにソニー製カメラを搭載した超小型人工衛星「EYE」を開発し、打上げに成功。「EYE」での撮影を通した、宇宙とつながる新たな体験に取り組んでいる。

その一環として1月17日より、「EYE」が見る宇宙の景色を体験できるWebアプリケーション「EYEコネクト」サイトを、ソニーが公開した。「EYEコネクト」は、EYEの今後の軌道を予測し、実際に見えるであろう宇宙の景色を体験できるというもの。実際の映像というわけではないが、「こんな写真が撮影できるかも」ということを体験し、画像として保存できるようになっている。


利用は無料だが、ソニーアカウントが必要。PCでの操作が可能でブラウザーはChromeとEdgeでの動作確認がされている。今後、スマホやタブレットでの操作もできるよう開発中だ。

さらに、2月より実際にEYEへ撮影指示を送り、宇宙から撮影できる期間限定サービス「宇宙撮影体験」を開始。EYEコネクトを利用して、EYEの位置などをシミュレーションしながら、シャッターを切る位置をリクエストし、後日撮影した写真が入手できるというもの。2月13日より募集を開始し、3月中に30組への提供を予定している。募集ページは後日公開予定だ。
宇宙視点ギャラリーより実際にEYEで撮影した写真

宇宙視点ギャラリーより実際にEYEで撮影した写真

EYEは姿勢制御に問題があり、常に太陽に背を向けた状態になるようになっている。そのため、実際に撮影する際のアングルはシミュレーションとはズレる可能性はあるものの、雲に覆われていたり、オーロラが発生していたりと、地球のリアルな表情を捉えた、どんな写真に仕上がるのかというワクワク感は非常に高いはず。EYE自体の寿命は2024年度中とのことで、何度かこの撮影体験を予定しており、まずはシミュレーションを体験し、撮影体験にも応募してみては?

出典:ソニー「宇宙とつながる感動体験の実現に向けた新サービスを開始」より

文=飯島範久

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